よい結婚式場を探したいけれど、「迷いそう」「どうやって決めるのか悩む」という人が多いです。とりあえず情報誌を見ても、たくさんの式場が掲載されていて違いがよくわからず比較が難しいです。
そこで花嫁ブログやサイトなどで評判や口コミを参考にしようとしても、果たしてその式場が自分たちにとってベストな式場かわかりません。このとき、結婚式場を探すときには何を優先すべきでしょうか?
そこで、「何を決め手にして選んだのか」「どんな点で後悔したのか」など、結婚式場を探す際のコツを紹介します。
また、実際に式場に見学に行くときは事前の準備を行い、勢いで契約してしまうことのないよう注意しなければなりません。即決は後悔のもとですので、よく確認をしましょう。
もくじ
結婚式場をどうやって決めるのか?
大切な人を招く結婚式は、自分たちとゲスト双方が満足できる式場で行いたいものです。まずは、あなたの重視すべきポイントを見つけるために、多くの人が式場選びでもっとも重視した点を確認していきましょう。
以下は、結婚式場を決定する際に重視した点です(複数回答・ゼクシィ結婚トレンド調査2018首都圏より)。
- 料理:59.0%
- 交通の便が良いこと:54.3%
- 披露宴会場の雰囲気が良いこと: 51.5%
- 希望する日取りに行えること:46.2%
- 希望する場所、地域にあること:43.5%
- チャペル・神殿等の挙式会場の雰囲気が良いこと:43.4%
- 会場の従業員の接客態度が良いこと:39.0%
- 価格が手頃であること: 35.3%
- 婚礼担当者の接客が良いこと:30.5%
- ロビーや外観等の雰囲気が良いこと:27.6%
- 格式・知名度があること: 23.0%
- 眺めが良いこと:23.0%
このように、料理を重視する人が6割近くいることがわかります。ほかには、式場の雰囲気が好みかどうか、スタッフの対応なども決め手になっています。
そのため、自分たちが特に式場選びで優先したいことを、3~4点ほど明確にしておきましょう。そして、実際に会場見学に行ったとき、優先事項の高いものについて比較検討をすると判断しやすくなります。
見学のときに押さえておくべきポイント
多くの人が何を決め手に選んでいるか、大まかにわかりました。では次に、重視する点を具体的に判断するコツをお伝えします。
・料理
試食の際には味だけでなく、温かいものは温かい状態で提供されるか確かめながら食べましょう。また、フレンチのような洋食の場合でも、「お箸の用意はしてもらえるか」「食物アレルギーへの対応はどうか」なども確認しておきましょう。
忘れがちなポイントとして、飲み物のフリードリンクの中に「どのような種類のお酒があるか」を確認しておくとよいです。おしゃれなゲストハウスなどではフリードリンクのメニューに日本酒が含まれていないことがあります。
その場合は別で日本酒などのお酒が追加できるのか、そもそも対応不可なのか確認が必要です。お酒を楽しみにしているゲストに対して、可能な限り好きなお酒を楽しんでもらえるように考えましょう。
・会場の雰囲気
室内だけでなく、通路や中庭などちょっとしたスペースが写真撮影のポイントになることがあります。見学の際は通路や階段などもよく見ておきましょう。
以下は、和風のゲストハウスの路地の写真です。ただの入口付近の通路ですが、和装スタイルにマッチします。
また、意外な盲点として、下記のように窓から見える景色があります。
ここは、有名な文化財が窓から見える披露宴会場です。しかし残念なことに、ゲストが着席する席からは五重の塔はほとんど見えません。天井の低い会場では、窓の付近に移動しないと景色が見えにくいことがあります。
・会場の広さと収容人数
おおよその人数をイメージしておくと、それに見合う部屋を中心に案内してもらえます。いちばん豪華に飾られた高砂席に、つい目がいくものですが、ゲスト席から高砂席がどのように見えるかをチェックしておきましょう。
・床と天井の高さ
床は主に、絨毯かフローリングです。絨毯の方がゲストの足が疲れにくいです。しかし、花嫁がドレス姿で歩きやすいのはフローリングです。絨毯の摩擦はドレスの裾が巻き込まれやすいですが、介添えのスタッフが常にそばにいるので、あまり気にしなくても大丈夫です。
天井の高さは、高いほど非日常感がでます。逆に低いほど、アットホームな雰囲気が感じられます。
・窓や照明
さらに、披露宴会場には窓がない部屋が多くあります。窓がある場合は自然光が室内に入ります。一方、窓がない場合は照明の光のみとなります。
自然光か、照明かによって映えるドレスの色あいが変わってきます。自然光の下では淡い色合いのドレスがきれいに見えますが、照明の強い光の下ではくっきりと濃く、鮮やかな色合いが映えます。
また、窓のない部屋は照明を落とすと、完全暗転(真っ暗な状態)にできます。そのためキャンドルや発光液体を使う、光の演出に向いています。
・余興のスペースと設備
余興をしてもらいたい場合は、例えばピアノやカラオケ機材の有無や使用料、当日のリハーサルが可能かどうかを確認しておきましょう。婚礼の繁忙期は、一つの部屋で一日3組の披露宴を行うことがあります。
当日、友人たちが披露宴会場内でリハーサルできないことがあり、会場側とトラブルになることがあります。ほかに、大人数でダンスなどの余興をお願いする予定のある人は、収容人数に加えてスペースに余裕のある部屋を検討するようにしましょう。
・施設の設備
ほかの設備についても意識しておきましょう。トイレの広さや近さ、エレベーターの広さや数、バリアフリーかどうかなど見ておくとよいです。車で来るゲストがいる場合は、駐車場が何台分まで使用できるか、駐車券は無料かどうかを確認しておきましょう。
・チャペルや神殿などの挙式会場
挙式スペースは、雰囲気を見るだけでなく収容人数を確認しましょう。披露宴に多くの人を招待する場合、挙式会場内に全員が入れず残念な思いをする人がいます。多い場合は、立ち見可能か聞いてみましょう。
以下は、チャペルの椅子が「造り付けのベンチのタイプ」です。このような挙式会場では椅子の増減はできません。後方かサイドにスペースがあれば立ち見が可能な場合があります。
また以下のチャペルは、「独立した椅子を並べるタイプ」の挙式会場のため、椅子の増減が可能です。ただし、設置できる椅子の数には上限がありますので、確かめておく必要があります。
式場見学に行くときの持ち物
ここで、式場を見学する際のポイントをお伝えします。まず、会場内を撮影するためデジタルカメラを持っていきましょう。他には、資料をたくさんもらうため大きめのサブバックを持っていくと便利です。
また、歩きやすい靴を履いていきましょう。見学では、結婚式場の大きな建物の中を次々案内してくれるため、たくさん歩くことになるからです。
さらにいうと、ある程度きちんとした服装で行くことをおすすめします。遊びのついでに来たと思われないようにする方が、式場スタッフの対応もより丁寧になるからです。
式場をどのくらい見学して決定しているのか
結婚披露宴を実施した会場は何件目に訪問したかについては「1件目」が35%で最も高く、次いで「2件目」が22%、「3件目」が17%で続きました。平均は2.5件目となっています。多くの人が1~3件見学をして決めています。
何十件も見て決める人は、ほとんどいません。たくさん見ても迷ってわからなくなるだけですし、数件見ても専門式場と、ホテル、ゲストハウスでは特色が違うため、比較しにくくなります。
そのため、まずは結婚式場となる会場にはどのような種類や特徴があるのか知り、会場スタイルの的を絞って比較しましょう。
会場スタイル別の特徴
まず、会場スタイルは主に「結婚式の専門式場」「ホテル」「ゲストハウス」「レストラン」の4つです。続いて、実際多くの人は結婚式にどのような会場を選んでいるでしょうか。
以下は、結婚披露宴の実施会場のグラフです。結婚式場が一番多く、次いでホテル、ゲストハウスとなっています。
複数の見学を行うとしても、やみくもに式場を訪問するのではなく、事前に専門式場かホテル、ゲストハウス、レストランなど、希望する会場スタイルを絞ってから探すと比較しやすくなります。
それぞれの会場スタイルによって、メリット・デメリットがあります。特徴を参考にして、自分たちの価値観により合う式場探しをしてください。
それでは以下に、会場スタイル別の特徴をまとめます。
・ゲストハウス(平均予算370万円)
平均予算がもっとも高いのがゲストハウスです。一軒家を貸し切りにするため、施設内を自分たちだけで使えます。中には、時間別の貸し切りではなく、1日1組限定で完全貸し切りをしているところがあります。
当然、貸し切り度の高いほど、高価格になります。伝統文化財の一軒家を改築した、趣ある洋館や和の町屋など他の会場にはない個性的な建物は魅力があります。
以下は、大阪にある140年余りの歴史がある重要文化財を改築した式場です。
ただし、なかには建物に伝統があっても運営会社が新しい場合があります。そのため、婚礼というサービス体系のノウハウが少なかったり、斬新なサービスに年配のゲストが違和感を覚えたりすることがあります。
・ホテル(平均予算330万円)
一流ホテルを選ぶと親世代が安心するのは、格式と伝統に裏打ちされた安定したサービスです。施設の充実度、サービススタッフの多さは安心材料になります。また、アクセスの良さ、宿泊など便利な条件がたくさんあります。
ホテルは価格が高めだと感じるかもしれません。通常、結婚式の見積もりで最初に見るのは「基本プラン」です。ここで安いと思って契約すると、後からランクアップやオプション追加で価格が大幅アップすることが多いです。
しかし、一流ホテルは基本プランそのものが充実しているので、当初の見積額と最終的な見積額があまり変わらないことがあります。そのため、他の安い式場の基本プランとそのまま金額を比較せず、内容を確かめることが大切です。
重要なのは最終の見積金額ですので、はじめの金額だけで飛びついたり高いと諦めたりせず、よく確認しましょう。
一方ホテルは、一日の婚礼件数が多かったり、広すぎて迷いやすかったりします。また、宿泊やレストランなど他の利用客とごっちゃになることは、ある程度仕方がありません。
このような問題を解消するため、ホテルによっては別館や離れの建物があり、貸し切りに近い感覚で利用できる場所を備えていることがあります。
・専門式場(平均予算306万円)
専門式場は、あらゆるスタイルの挙式会場や複数の披露宴会場を備えた、婚礼の複合施設です。そのため、専門知識の豊富なスタッフと、ロケーションの良さが魅力です。
料理の評価についてはさまざまで、レストランやホテルより満足度が下がることがありますので、試食して確かめておきましょう。また、ホテル同様、繁忙期には多くの婚礼が行われるため、利用時間が限られてゆっくりできない場合があります。
また、宿泊施設はありませんので、宿泊するゲストがいる場合は近隣のホテルを利用してもらうことになります。
・レストラン(平均予算260万円)
料理を提供するのがメイン事業であるレストランは、会場内にキッチンがあることが多く、出来立ての料理がいち早く提供されるのが魅力です。また、オーナーシェフ自ら料理の打合せをしてくれたり、料理紹介をしてくれたりするお店があります。
アットホームな雰囲気と、料理重視のゲストの気持ちに応えたいという人が、よくレストランウェディングを選んでいます。ただ、料理の質は高いものの、待合スペースや控室はあまり充実していないところが多いです。
また、衣装や写真などは満足度の高い業者と提携していたり、持ち込みに対して柔軟に対応してもらえたりするケースが多いです。婚礼に力を入れているレストランはノウハウもあり、安心して任せられますので選択の候補に入れてみるのもよいでしょう。
建物の雰囲気やスタッフの人柄ばかりを重視した決断は失敗のもと
結婚式場の予約後いろいろな準備を進めていくうちに、「やっぱりこの式場で良かったのだろうか」と不安になる人が非常に多いです。式場の雰囲気やスタッフの対応に納得して決めたはずなのに、なぜ後悔するのでしょう?
以下は、後悔する理由の主なものです。
・初期見積もりと中間見積もりの差に愕然とする
当初の見積りより金額が上がった人はどのくらい上がったのでしょう。以下は、上がった見積金額と割合です。
- プラス100~120万円未満:23%
- プラス40~60万円未満:14%
- プラス200~220万円未満:12%
- プラス20~40万円未満:11%
- プラス140~160万円未満:10%
平均は109.2万円というデータがあります(ゼクシィ結婚トレンド調査2018首都圏)。つまり、最初よりも100万円以上金額がアップする人が珍しくないということです。
さらに「支払い金額が見積りより上がった理由」をみてみます。
- 料理を追加またはランクアップしたから:68%
- 衣裳を追加またはランクアップしたから:62%
- 写真・ビデオを追加またはランクアップしたから55%
ベーシックなプランで選べるものと、ランクアップしたものを比較すると、当然グレードの高いものが魅力的に映ります。「お得なパックプラン」として最初に提示される金額は最低ランクであることを踏まえておきましょう。
・持ち込みの自由度があまりない
現代は個人が簡単に情報を入手できるため、衣装や写真、ビデオ、花、印刷物、引き出物など、自分で気に入ったものを見つけやすくなっています。そのため持ち込みしたいと思う人がいます。
しかし、式場によっては提携先との取引があり、特定の業者にすべて発注することが決められていることがあります。顧客である新郎新婦には関係のない話ですが、持ち込みを希望すると持ち込み料が発生することになります。
基本的なアイテムをすべて式場に任せるつもりの人は問題ないですが、自分でこだわりのものを持ち込みたい人はあらかじめ確認しておきましょう。契約の際に持ち込みにしたいものを伝えることで、通常かかる持ち込み料を特別で無料にするなど交渉が可能です。
危険な結婚式場は共通点がある
それでは式場選びで後悔しないため、式場見学をする際に気を付けることを挙げておきます。
・仮予約不可の式場は要注意
仮予約とは契約するまえに、式場のある日程を仮押さえすることです。仮予約中の期間内であれば手数料なしで予約を取り消すことができる期間です。
このように会場変更に対して顧客に安心材料を与えず、最初から本契約させる式場は優れた式場とはいえない可能性があります。充分に気を付けてください。
・他の式場見学の予定を考えてくれない
忙しい新郎新婦がせっかくの休日に複数の式場見学をしようと予約をしているのに、長時間待たせたり、過度な接客で次の式場が見れなくなったりすると予定が狂います。例えば、「今日契約すると特別に値引きします」というような、何が何でも即決させる提案です。
さらに、他の見学予定の式場名を聞き出し、その式場のネガティブな情報をいうなど、顧客の自由な選択を制限する対応はよくありません。担当者が契約件数のノルマにとらわれている可能性があります。このような式場には注意が必要です。
顧客に配慮せず、押しの強い営業で運営しなければいけない式場はパスしてよいです。また、一生一度の大切な結婚式を、その場で決断させる営業トークには注意しましょう。必ず「一度帰って冷静に検討したい」と言うべきです。
・キャンセル料金の説明があいまい
実際に多いトラブルが契約後のキャンセル料の問題です。いつから、どのくらいの金額を支払う義務が発生するか、しっかりと確認しましょう。契約後は結婚式の日程が近くなるにつれてキャンセル料金がどんどん上がり、直前になるとほぼ全額支払わなくてはいけません。
・予算の上限を決めておく
式場側は、新郎新婦の資金に余裕があるか、予算にシビアか、金額に糸目をつけず豪華にしたいかなど、常に見ています。予算がありそうに思われると、どんどん提案されますので金額設定を一応決めてはっきりと伝えましょう。
・ウェディングプランナーへの接し方
金額だけでなく「他の会場も見たい」など、気が進まないときはハッキリNOと言いましょう。
契約前に希望をじっくり聞いてくれ、見学の際に暑い中、外で待っていてくれるプランナーに心が動く気持ちはわかります。
しかし、契約後に問題が出てきて不満を抱える人が多いという事実があります。何でも任せすぎず、金額にかかわるところは自分たちで気を付けて確認できるようになっておきましょう。
どこに相談すると安心なのか
ここまで、式場選びについて多くの注意点をお伝えしました。では、いったい式場選びを誰に相談するとよいのでしょうか?
よく、式場に見学に行く前に「結婚式場紹介カウンター」を利用する人がいます。式場探しで来館者の希望を聞き、ホテルや式場に紹介状を発行してくれて、見学予約を入れてくれる紹介所のことです。ブライダルカウンターや結婚式相談デスクなどと呼ばれる店舗です。
以下の店舗がこれに該当します。
このような紹介カウンターは一見、便利がよさそうですが提携先の式場へ紹介するための窓口にすぎません。そのため後々、式場選びで後悔する事態になったときに責任を取ってくれるところではありません。
契約する先はあくまでも結婚式場ですから紹介カウンターに相談することは、おすすめしません。そこで、後悔しない式場探しのためにおすすめするのが、フリーのウェディングプランナーです。
フリーのウェディングプランナーとは
フリーのウェディングプランナーとは、特定の式場に勤務するプランナーと違い、独立してオリジナルウェディングをプロデュースしている人のことです。
式場をもたないため、新郎新婦に合わせてその都度、ふさわしい結婚式場を契約してくれます。このようにフリーで活動するウェディングプランナーには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 式場選びを新郎新婦の立場に立って、有利に選んで契約してくれる
- 式場の挙式・披露宴プランではなく、独自のウェディングを一から作ってくれる
- 提携業者のしがらみがなく、新郎新婦の希望を聞いて本当に良いものを探してくれる
- 持ち込みなどに柔軟に対応してくれる
- あらゆる式場の裏事情に精通している
- 遠方や遠距離での結婚式場探しをサポートしてくれる
以上のようなメリットがあります。
メディアに登場するようなフリーのウェディングプランナーを見ると、価格が高そうなイメージがあります。テレビでは、常識はずれの場所や規模で行う結婚式や、奇抜な演出が目に留まります。
しかし、あなたがテレビ放送されるような一風変わった結婚式をするのではなく、普通の結婚式を希望しているなら予算の範囲で満足できる結婚式をプロデュースしてもらえるので安心してください。
格安で結婚式を行いたい場合でも、どうすれば予算を減らせるか、さまざまな方法を提案してくれます。例えば、「会場の利用料が安い時期を選ぶ」「安くても喜ばれる引き出物」「新郎新婦の手先が器用なら手作りで対応」など、工夫できることを教えてくれます。
そこで、金額のことや気になることを、何でもストレートに相談してみましょう。
新郎新婦にとって有利になるように、最大の満足を提供できるように動いてもらえる安心感が圧倒的に違います。雰囲気で即決してしまい後悔することを避けるには、フリーのウェディングプランナーが最適です。
彼らは、既存の式場に勤務して独立した人です。そのため過去の勤務時代に、式場の方針と新郎新婦の間でジレンマを抱えてきた経験をもっています。本当の顧客満足を追求しているのが、フリーのウェディングプランナーです。
結婚式場と直接契約ではなく、「外部のウェディングプランナーを通して式場を利用する」という選択肢があることを知っておきましょう。
キャリアと情熱をあわせもつ専門家と、安心して結婚式の準備を進めていくことは多くのメリットがあります。予算をふまえたうえで、最良の結婚式を叶えることができます。
優先事項と先回りの確認が大切
ここまで、結婚式の式場探しのコツをお伝えしてきました。結婚式は式場の選び方ひとつとっても、経験のない二人には難しいです。それに、式場の種類や件数は非常に多く、どんなに情報を集めてもわからなくなるばかりです。
そのような中、自分たちに最適な式場にめぐり合い契約するには、多くのハードルがあることがわかりました。
式場探しの段階でつまずいてしまうと、親に「なぜそんなところと契約したのだ」と言われたり、ケンカになったりすると準備が憂鬱になります。そして一度契約すると、キャンセル料金を考え後に引けなくなり、不本意なまま結婚式を迎える人がかなりの割合でいます。
できるだけ楽に安心して、結婚式の準備を進めていくためには、自分たちが優先したいことを明確にして雰囲気に流されないことが重要です。そのため、式場選びで問題が起こりやすい点を詳しく紹介しました。
悩んだり、不安になったりすることで疲れてしまわないようにするために、ポイントを押さえて決断したいものです。そのためしっかり調べることや、賢く専門家に頼ることで問題を回避しましょう。